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山本裕子(ひろこ) プロフィール

(株)ZENプロジェクト・代表取締役
1952年名古屋市中区生まれ。
1才の時に上京。
1974年和洋女子大学卒業。
栄養士取得。
卒業後、父親が経営する(株)善
本社に勤め、営業、販売、編集、
デザイン等の部署を担当。
1988年より(株)善本社・事業部
を立ち上げ商業印刷物、ホーム
ページ製作等を手掛ける。
2009年４月、(株)善本社・事業部を「ZENプロジェクト」と社名を変更し、今日に至る。

ゼンプロジェクト(ZENプロジェクト）ブログ山本裕子＆レストヨーメ（レストヨーメ）

　私が好きなスイカの話をしようと思います。
　私は、姉と兄がいる３人兄弟ですが、生家は、一家の主人（あるじ）である父親の存在が一番でしたから、お風呂に入る時でも、何かを分ける時でも、まず父が一番最初で、兄、私、それから女の人という順番でした。
　そのため、一つのもの、例えばスイカやケーキのような物を包丁で切る時は、子どもながらに必死で、切られた大きさが均等かを、見定めていたのを鮮明に覚えています。
　というのも、わが家は５人家族だったため、丸い物を五等分に切るのは、なかなか難しいことだからです。
　まず、母が包丁で切り始めて、その後、父が代わって切りますが、その時に、覗き込むようにしてどれが大きいかを、見ていて、３番目に貰える自分の番の時、取ろうとするものを心の中で決めておきます。
　ある時、スイカを切った父が、母に、いつものごとく「まず、お父さんから」と促され、何気なく取ろうとした時、それは私が選ぼうとしていたスイカだったので、思わず「あぁ～っ！」と叫んだのです。父は、一瞬ビックリし、「なんだ、うるさい奴だな～」と言い、隣のスイカを取り直しました。兄も、私が叫んだ物は避けて取ってくれたため、私が選んだスイカは私が食べることが出来ました。